PROFILE
子供時代
小学校3-4年頃、家の建替え計画が持ち上がり、家族みんなで間取を考えたのがきっかけで、設計に興味を持つようになりました。
大学時代
建築の道を目指し大学・建築学科に進学し、授業でのマンション工事の現場を見学の際、システム化されていない内装工事を目の当たりにし、資源無駄にする日本の過度なスクラップ&ビルドの文化に触れ、構造体と内装・設備などを分離するシステム(スケルトン・インフィル型建築)の普及に関心を持つ様になりました 。
この頃から、建物単体以外の都市全体(都市計画→街づくり→都市経営)への関心も広がりました。
大学・大学院では、建物の快適性を決める要因を心理学的アプローチで研究しました。
東京時代
就職では、スケルトン・インフィル型建築のための部材開発を目指し、建材メーカーを選び、商品設計、商品体系再編、商品企画を担当。
技術コンサルティング会社に移籍し、旧・住宅都市整備公団のスケルトン・インフィル型集合住宅の設備システムの開発への参加、旧・性能評価住宅登録機構の「中古住宅の調査診断基準」策定ワーキンググループ委員など貴重な経験をしました。
その後、鉄筋コンクリート住宅をフランチャイズ展開する会社の設立時に移籍。商品の基本形の開発を担当。スケルトン・インフィル型住宅にも有効な特許工法を考案し商品化しました。
Uターン後
会社を辞して、過疎の故郷の再生を目指し家族でUターンと同時に、地方議会議員になり、地域の再生に取組む傍ら設計事務所を開設しました。
風土に合った地域の豊富な素材を使い、顔の見える地域の職人さん達と一緒に、リーズナブルな(お得感のある)家づくりを旨としています。
管理建築士 山口康史(Yasufumi Yamaguchi)
■ 略 歴
1964年 岡山県新見市 生れ
1987年 東京理科大学 理工学部 建築学科 卒業
1989年 同大学院(修士課程 建築学専攻) 修了
2003年 一級建築士事務所 山口廉史建築設計 設立
■ 資格・受賞 等
1989年 工学修士
『都市居住環境の総合評価法に関する基礎研究』
1991年 一級建築士 取得
1997年 『建築知識 №485』
特集:めざせ!「住宅部品の達人」
(住宅部品単位・規格用語集)共著
1998年 『PROOF №148』
特集:屋根・防水を美しく見せるための新提案
(屋上を美しく見せるための設備と工夫)
2003年 特許第3497477号 考案
建物における断熱型枠兼用断熱、遮音部材
2004年 特許第3626705号 考案
建物における床スラブの施工方法
および その床スラブ構造
2013年 日本漆喰協会作品賞(第8回)
「fu・わん」玉木孝典・森谷彰則 共同受賞
2014年 日本漆喰協会作品賞(第9回)
「PAS A PAS」玉木孝典・岡田英治 共同受賞